市販薬を買うならどんな薬がいいの?
痛風発作が起きた時に飲む市販薬として、最もおすすめなのは「ロキソニンS」です。なぜかというと、鎮痛効果が高いうえに、ロキソニンは痛風専門病院でも使われる薬だからです。ロキソニンSは、病院で処方されるロキソニンと同一成分。病院でも使われる薬で、市販されているものはこのロキソニンしかありません。
ただ、ロキソニンは第1類医薬品のため、薬剤師による対面販売でしか扱えない薬です。
そこで、近所に薬剤師がいるドラッグストアがない…といった場合におすすめしたいのが「イブA錠」です。
イブA錠の主成分となっているのはイブプロフェンで、抗炎症作用や鎮痛作用があります。ロキソニンほどの効果は期待できませんが、安全性の高い成分なので安心です。
飲んではダメな薬に注目!
鎮痛薬の中でも、痛風の場合は絶対に飲んではいけない薬というのもあります。それが、「アスピリン(アセチルサリチル酸)」という成分が入っている薬です。
なぜかというと、アスピリンの作用によって痛風発作の痛みが悪化する可能性があるからです。
市販されている鎮痛薬の中でこのアスピリン成分が含まれている薬としては、以下のようなものが挙げられます。
- バファリン
- エキセドリンA
- ケロリン
とくにバファリンはCMなどでもよく目にするため何となく手を伸ばしてしまいそうですが、痛風に対してはNGなのでくれぐれも気を付けてください。また、痛風と確信はできないけれど、痛風の可能性もある…という場合も念のため避けましょう。
市販薬と同時に注目したい、併用できるサプリメント。
痛風発作の痛みを軽減できる市販薬について紹介しましたが、薬ではなく、サプリメントでも痛風対策ができることをご存知でしょうか?
痛風を引き起こす元となるのは尿酸ですが、市販されているサプリメントの中には、その尿酸の値を下げてくれる成分を摂取できるものがあるのです。
尿酸を下げてくれると言われる成分にもさまざまありますが、臨床試験データが報告されている成分としては、「アンセリン」や「キトサン」、「クエン酸」、「発酵大麦エキス」、「菊花ポリフェノール」などが挙げられます。
このサイトでは、そんな尿酸値を下げるとして注目されている成分についてもくわしく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
市販薬はあくまでも応急処置!
痛風発作が起きた時に使える市販薬・NGな市販薬について紹介してきましたが、ひとつ覚えておきたいのは、“市販薬はあくまで応急処置”ということ。市販薬でもとりあえずは痛みを軽減できますが、痛みの原因となっている尿酸値を改善して苦しい痛風発作をくり返さないためにも、食事やサプリ摂取、生活習慣など日頃から対策をしっかりと行ないつつ、病院での受診も検討しましょう。
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