プリン体と尿酸の違いと、その仕組み
尿酸値といえばプリン体だけれど、この2つってどう違うの…?そんな疑問を持っている人も少なくないと思います。
まず、「尿酸」がどんなものなのかを説明しましょう。尿酸は、実は、私たち人間の体の中に常に存在しているものです。体内で作られる量(産生量)と、体外へ排出される量(排泄量)とのバランスによって、一定量に保たれています。
この一定量が保たれていれば問題ないのですが、産生と排泄のバランスが崩れて一定量を超えてしまうと、痛風の発症を引き起こす要因になるのです。
そして、この尿酸の材料となるのが「プリン体」です。尿酸は、プリン体を体内で代謝した結果生じる老廃物(燃えカス)のようなものなのです。
プリン体はやっぱり気にするべき…?
尿酸値を下げる必要がある場合、やはり食べ物に含まれているプリン体を気にする人が多いですよね。
しかし、意外にも、食事で体内へ取り込まれるプリン体から作られる尿酸の量は全体の20%ほどに過ぎないと言われています。残りの約80%は、もともと体内にあるプリン体を原料に作られているのです。
「え?それなら食事から摂取するプリン体は気にしなくていいの?」と思った人もいるでしょう。たしかに20%と聞くとわずかな感じがしてしまいますが、それでもやはり、食事からプリン体を多く摂取すれば、尿酸値には影響をきたします。食事によるプリン体摂取量も、やはりある程度は気にするべきといえるでしょう。
ただ、そこまで躍起になってプリン体摂取量ばかりを気にする必要はなさそうですね。“頭の片隅に入れておく”くらいの感覚でよいのではないでしょうか。
尿酸値を下げるための、プリン体との上手な付き合い方
では尿酸値を下げるために、プリン体をどう考え、どう付き合っていけばよいのでしょう?
まずは、食品によってプリン体の含有量が多いもの、少ないものがあるので、それをなんとなくでも理解しておくことです。そのうえで、毎日積極的に摂取することはやめ、お昼に摂り過ぎたなら夜は控える、前日飲み過ぎたなら翌日控えるなど、バランスをとることが大事ではないでしょうか。
このサイトでは、尿酸値を下げるための食品の選び方についても大きく紹介しており、その中では、プリン体の多い食べ物・少ない食べ物の話題も多く登場しているので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
また、「プリン体の摂取量を抑える」ということだけに注意するのではなく、「尿酸値を下げる成分を積極的に摂取する」という考え方も重要です。ぜひ意識してみましょう!

プリン体の過剰摂取を避け、
尿酸値を下げる成分を摂取しよう!
ここまで、プリン体と尿酸の関係や、プリン体との付き合い方・考え方などについて紹介してきました。
尿酸値対策においては、尿酸値を上げる要因となるプリン体の過剰摂取を避けるとともに、ぜひ尿酸値を下げる成分を摂取することにも注目してみてくださいね。
食品からはもちろんですが、尿酸値を下げる成分だけを効率的に摂取できるサプリメントもおすすめです!
「尿酸値下がるかやってみた~サプリ&ヨーグルト&水2リットル編」では、サプリメントと水2リットルを飲んで生活した体験もレポート。驚きの尿酸値結果も出ていますので要チェックです。
ぜひ、無理せず賢く、尿酸値を下げる習慣をつけていきましょう。