痛みがあるときは温めるより冷やす方がいい
足を動かすことも困難なほどの激痛が襲い、関節がとにかく腫れ上がる痛風発作。突然起こってしまった時、「温めればいいの!?冷やした方がいいの!?」と迷ってしまう人も多いことでしょう。正解は、「冷やす」です。
では、なぜ痛風発作では冷やした方がいいのか、その理由を簡単に説明していきましょう。
炎症を起こしているということは、組織が傷んでいるということです。その状態を今より悪化させないためには、冷却するのが有効なのです。傷んでいる食材を冷蔵庫で冷やすとその傷みが止まりますが、基本的にはこれと同じ原理といえます。
また、炎症を起こしているときは血管が広がって血流も多くなっているため、患部は熱を帯びています。ここを冷やしてあげることで、痛みが和らぐのです。
マッサージはNG
痛風発作が起きたときは、決して患部を揉んだりさすったり、マッサージしたりしないでください。これらの対処によって、より痛みが強まってしまう可能性があります。
また、痛みを紛らわすためにお酒を飲んでアルコールを摂取したり、少しでもリラックスしよう…と入浴したりすることもNGです。同じく、症状を悪化させてしまう可能性があります。
以上のように、痛風発作が起きた時に関する禁止事項は結構あるので、自己判断で勝手な処置をしないのが一番です。
ただ、上で紹介したように患部を冷やすことは有効なので試してみてくださいね。また、患部を心臓より高い位置に上げると痛みが和らぐとも言われています。この2つの対処以外はせず、まずは安静にして、落ち着いたら病院で受診をしましょう。
日頃から気を付ける対処法
ここまで、痛風発作が起きてしまった時の対処法についてくわしく紹介してきましたが、一番いいのはやはり痛風発作が起こらないことですよね。
では、痛風発作が起こらないようにするために、日頃から気を付けられることはあるのでしょうか?やはり、生活習慣でしょう。痛風発作は尿酸値が上がることで起こり、尿酸値を上げるのはプリン体の摂り過ぎや飲酒、無酸素運動、ストレスといった日々の習慣の積み重ねなので、日頃からこういった要因をなるべく排除できるよう気を付けるのが一番です。サプリメントなどで尿酸値を下げる成分を摂取するのもおすすめですよ。
また、尿酸値が高い人は、「いつ痛風発作が起きてもおかしくない」ということを自覚しておくことも大事かもしれません。今まで一度も症状が出ていなくても、何の兆候も感じていなくても、痛風発作はある日突然やってくるものです。その時に慌てふためかないよう、万が一発作が起きた時の対処法を頭の片隅に置いておくと安心ですね。

まずは患部を冷やすこと
痛風発作が起きた時には、温めるのではなく冷やすことが有効だと分かりましたね。また、発作時のNG処置が色々とあることも分かりました。ツラい症状を悪化させないためにも、ぜひ覚えておいてくださいね!
そのうえで、痛風発作が起こらないよう、日頃から食事や生活習慣に気を付け、尿酸値に効く成分を効率的に摂取できるサプリメントなども取り入れながら賢く対策していきましょう。
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