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注目されている尿酸値を下げる成分

まず、尿酸値は遺伝的要因と環境要因で上昇します。尿酸値の高い方の多くで遺伝的要因がかかわっていますが、環境要因(食事や飲酒、生活習慣、ストレスなど)も大きく影響しています。

そして、尿酸値を下げるために最も重要となるのが、尿酸の「産生」と「排泄」のバランス。この2つが正常運転していれば、尿酸値が異常に高くなることはありません

ここでは、尿酸の産生・排泄のバランスを整えてくれる成分(産生を抑制してくれる成分、排泄を促進してくれる成分)について特集していきたいと思います!

臨床試験データあり!尿酸値を下げる5つの成分

尿酸値を下げる成分を調査したところ、アンセリン、キトサン、クエン酸、発酵大麦エキス、菊花ポリフェノールの5つの成分は、臨床試験データを元に論文が発表されていました。

まずは、この5つの成分のうち、どの成分が「産生」「排泄」に働きかけるのかをおさらいましょう。


アンセリン
産生抑制 〇
排泄促進 〇
キトサン
産生抑制 〇
排泄促進 ×
クエン酸
産生抑制 ×
排泄促進 〇
発酵大麦エキス
産生抑制 ×
排泄促進 〇
菊花ポリフェノール
産生抑制 〇
排泄促進 〇
アンセリン キトサン クエン酸 発酵
大麦エキス
菊花ポリ
フェノール
産生抑制 〇 〇 × × 〇
排泄促進 〇 × 〇 〇 〇

いろいろな成分を一緒に摂るのが効果的

どうしてもお酒をやめるのが難しい…、どうしてもあふれ出す食欲がおさまらない…、どうしても運動はしたくない…、でも尿酸値は下げたい!ときには、いろいろな成分が配合されているサプリメントを飲用しましょう

サプリを活用すると決めたのであれば、しっかり成分をチェックして、効果が証明されている成分が含まれているものを選ぶことをお忘れなく。

イメージ

臨床試験結果を
詳しくチェック!!

では、ここでは上記5つの成分のうち、尿酸値が下がったことを証明する論文データを確認していきましょう。

実際にデータがある5つの成分について、臨床試験データの試験方法と結果を紹介していきます。

  • 尿酸値の高い成人男性を2グループに分け、それぞれアンセリン(50mg/日含有)とプラセボ(偽薬)を4週間摂取してもらった結果、アンセリン摂取のグループでは、摂取2週間目から尿酸値が下がる傾向がみられた。さらに摂取終了後2週間で、摂取前と比べて尿酸値の有意な降下が確認できた。

  • キトサン
    キトサン臨床データ
    参照:「高尿酸血症又は痛風の予防又は改善剤」/小林製薬株式会社/特開2001-316272
    (4頁目【0026】~【0036】)

    痛風リスクがある、血清尿酸値7.0mg/dl以上の男性9名に対し、1日あたり約2gのキトサンを4週間にわたって摂取してもらったところ、平均で0.48mg/dlの低下を確認。
    さらに、摂取前尿酸値が7.5 ml/dlを超える9名中6名においては0.78 mg/dl、摂取前尿酸値が9.0 ml/dlを超える9名中2名においては1.15 mg/dlの低下が証明された。

  • 痛風や高尿酸血症などの高尿酸血症に対し、比較試験を行なったところ、酸性に傾いていた尿が改善されていった。クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウム配合製剤を1日あたり6錠経口投与したところ、改善効果の有効率は90%を超える高い数値を出した。

  • 尿酸値6.0~7.9mg/dLの被験者に発芽大麦エキスを12週間にわたって摂取してもらい、血清尿酸値の推移を調べたあるデータによると、摂取から8週目には有意な下降がみられた。また、腎臓における血液から尿への尿素排泄能力(尿酸クリアランス)は12週間後に有意に高まった。

  • 尿酸値が高めの男性7名に、プリン体含有食品と同時に菊花ポリフェノールまたはプラセボ(偽薬)を摂取してもらったところ、菊花ポリフェノールを摂取することで、尿酸値の上昇を抑えられることが明らかとなった。

各成分の摂取方法は?

これら尿酸値の下降に役立つ成分は、食品から摂取できるものもあれば、食品からはなかなか摂取しにくいものもあります。
また、食品から摂取はできるものの、その食品にプリン体も多く含まれているため積極的に摂るのは難しい…といったケースも少なくありません。

そのため、最もおすすめなのは、これらの成分を抽出したサプリメントを飲用することです。サプリメントであれば、プリン体を摂取することなく、尿酸値下降に有効な成分だけを効率よく摂取できます。

いろいろな成分を一緒に摂るのが効果的

どうしてもお酒をやめるのが難しい…、どうしてもあふれ出す食欲がおさまらない…、どうしても運動はしたくない…、でも尿酸値は下げたい!ときには、いろいろな成分が配合されているサプリメントを飲用しましょう

サプリを活用すると決めたのであれば、しっかり成分をチェックして、効果が証明されている成分が含まれているものを選ぶことをお忘れなく。

臨床データのある成分一覧

  • アンセリン

    カツオやマグロといった大型回遊魚の筋肉の中に多く含まれていることから、“大型回遊魚が疲れ知らずに高速で泳ぎ回れるカギ”として注目を浴びてきた成分です。

    尿酸に対しては、作られ過ぎることを防ぐとともに、作られ過ぎてしまった尿酸の排泄を促進することによって、尿酸値下降に働きかけると言われています。

    アンセリンが含まれるカツオやマグロ、鮭にはプリン体も多く含まれているので、アンセリンの摂取にはサプリがおすすめです。

  • キトサン

    エビ・カニといった甲殻類の殻や、タコ・イカといった軟体動物の軟骨などに含まれている動物性食物繊維由来の成分です。また、キノコから抽出されるキノコキトサンというものもあります。

    尿酸に対しての効果としては、プリン体を吸着して体外へと排出する作用によって、尿酸値の上昇を防ぐことができると言われています。

  • クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム

    主にレモンやグレープフルーツといった柑橘系フルーツや、梅干しなどに含まれている酸味成分がクエン酸ですが、クエン酸には尿酸値に関する作用はありません。また、柑橘系フルーツには尿酸値を上げる果糖も多く含まれているので直接的な摂取には要注意です。

    クエン酸カリウムやクエン酸ナトリウムが、尿を酸性からアルカリ性の状態へと近付けてくれる作用を持っており、これが尿酸値を下げることにつながると言われています。

    ちなみに、柑橘系フルーツにはキトサンが含まれますが、尿酸値を上げる果糖も多く含まれているので直接的な摂取には要注意です。

  • 発酵大麦エキス

    イネ科の大麦を発酵させてできるのが発酵大麦エキスです。栄養価に優れており、とくに食物繊維が豊富で不溶性も水溶性もバランスよく含まれています。ただ、日常の食事で食べるものではないので、毎日の食事からの摂取は難しいでしょう。

    そんな発酵大麦エキスは、尿中尿酸排泄を増加させることで血中尿酸値が上がるのを抑える効果が期待できるとして、実用化に向けた研究が積極的に行なわれています。

  • 菊花ポリフェノール

    菊の花から抽出される成分。原料メーカーのカネカが、尿酸値上昇を抑える安心・安全な素材を開発するために数百もの植物から機能性成分を抽出して検証し、見つかるに至ったものです。

    体内で産生される尿酸の量を減らす+体外に排泄される尿酸の量を増やす、という2つの作用を持っており、これによって、尿酸バランスを整えて痛風予防に効果を発揮するとされています。

その他の尿酸値に期待できる成分一覧

  • 葉酸

    水溶性ビタミンB群の一種で、赤血球の合成に対して働きかけるため「造血のビタミン」とも呼ばれます。妊娠中に摂取する成分としても広く知られていますね。

    そんな葉酸には、尿酸生成に携わるキサンチンオキシターゼという酵素の働きを抑制する効果があると言われています。

  • ビタミンC

    美容や健康にうれしい成分としておなじみのビタミンC。尿酸に対しては、尿酸が腎臓から尿へ排泄されるのを促す働きにより、尿からの尿酸排泄をしやすくすると言われています。

  • サポニン

    植物の葉・茎・根などに含まれる配糖体の一種で、苦味やエグみの元として知られています。血液をサラサラにして老廃物排出を促す作用があるとされ、このことが痛風予防に役立つと期待されています。

  • DHA・EPA

    主に魚の脂に含まれている不飽和脂肪酸の一種です。血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが増えるのを抑制する作用を持っており、この作用が尿酸値のケアに役立つと言われています。

  • βコングリシニン

    脱脂大豆からたんぱく質を抽出・精製することにより得られる、大豆たんぱくの一種です。内臓脂肪を減らす働きが、尿酸値の上昇予防につながるのでは?と期待されています。

  • カゼイン

    乳製品に多く含まれているたんぱく質の1種が、カゼインです。カゼインは牛乳の80%を占める成分で、核酸内のプリン体を減らし、尿酸値を下げる働きが期待できます。毎日少量の摂取を続けることで、血中の尿酸を減らし、痛風などのリスク低下に役立つでしょう。

  • ピラジン類

    熟成肉や麦茶などの香ばしい匂いのもととなる成分「ピラジン類」は、アミノ酸と糖質を加熱調理した際に生成される香り成分です。血液をサラサラにしたり、尿酸値を下げたりといった健康効果があると言われています。