水を飲むことが尿酸値を下げるためにいい理由
-
排尿を促してくれる
水を飲むと、尿の量が増えます。しばらくトイレに行けない時は水分摂取を控えたり、子供が寝る前にあまり水を飲み過ぎないよう言われるのはこのためですよね。このような尿量を控えたいシーンもありますが、尿酸値の高い人には、水をたくさん飲んで尿量を増やすのが効果的です!
尿量が増えれば、尿と一緒に多くの尿酸を排泄できるからです。尿酸が排泄されれば、尿酸値は下がりますよね。
目安として、1日2リットル以上飲むように心掛けましょう。
夏場の高尿酸血症
夏の暑いシーズンは、たくさんの汗をかきます。汗をかく季節に高尿酸値の人が注意したいのは、尿量の減少とともに起こる尿酸排出量の減少です。尿酸は排尿によって外に排出されますが、汗をかくと体内から水分が奪われて尿量が減ってしまうことに。すると尿酸排出が停滞して、尿酸値が上昇する可能性があります。さらに夏場のイベントで暴飲暴食などを繰り返せば、そのリスクはもっと高まりそうです。
夏は特に水分補給で尿酸の排出を
気温が高くて汗をかきやすい夏のシーズンには、その分多くの水分が必要となります。夏の暑い季節には、特に水分補給を意識的に行い、尿酸を排出しやすくしましょう。健康な人に必要な水分量は、1日当たり1.5リットルと言われています。尿酸値が高い人の場合には、2リットルを目安に考えましょう。水を飲んだときだけでなく、食事からも水分は摂れています。もしも忙しくて食事もままならないときには、水分だけでも摂っておきましょう。
ジュースでの水分補給に注意
日ごろから水分補給の大切さを認識しており、意識的に水分を摂っている場合でも、正しい水分補給ができていないことがあります。スポーツドリンクやジュースばかり飲んでいる人は、水分補給をしているつもりが「糖分」補給になっているかもしれません。糖分の摂り過ぎは肥満の原因となり、肥満も高尿酸血症の原因につながっています。果汁100パーセントのジュースは炭酸飲料よりはヘルシーな印象ですが、糖分は多めです。
ジュースやスムージーは尿酸を増やすリスク
フルーツに含まれている果糖は、体内で尿酸の合成を促進させる恐れがあります。果糖はフルーツ以外にも、はちみつや、清涼飲料水に甘さを加える液糖などにも含まれている成分です。そのため、フルーツを大量に摂取することをはじめ、ジュースやスムージーなどを飲むことも尿酸を増やすリスクになります。また、缶コーヒーやチューハイなどにも、果糖が含まれていることがあります。
運動時は汗をかいて尿酸値が上昇
夏の暑さだけでなく、運動によっても汗をかきます。運動で汗をかいたときも、同様に尿酸値が上昇しやすくなるタイミングです。そのため運動時にも水分不足にならないよう注意が必要となります。ただし、水分の種類は、尿酸を排出しやすく健康に良いものを選びましょう。甘い飲み物は反対に尿酸排泄の邪魔をします。
エアコンの部屋でも水分補給をこまめに
運動や暑さでぐっしょりと汗をかくと、人は意識しやすいもの。しかし目に見えない汗にも注意が必要です。人は気がつかないうちにも汗をかき、水分を放出しています。特にエアコンが付いた部屋では汗を意識しにくくなり、いつの間にか水分不足になるリスクがあります。そのため、汗をかいていないと感じるときでもこまめに水分を摂ることが大切です。
-
食べ過ぎを防ぐ
肥満になると尿酸を作りやすく排泄しにくい状態になるため、尿酸値が高めの人は、肥満を解消することが望ましいです。
そして、肥満の解消には何より、食べ過ぎを控えてカロリーを抑えるのが重要です。
そこでおすすめなのが、水をたくさん飲むこと。
水をたくさん飲むと、結構お腹が膨らみますよね。空腹の時でも、水分を摂るとその空腹も少し和らいだりします。
「食事ではいつもついつい食べ過ぎてしまう…」という人は、食事の前に水を一杯飲んだり、あるいは食事と一緒に飲む水の量を増やしてみるとよいでしょう。ぜひ試してみてください!
-
アプリで飲んだ量をチェックして楽しむ
水を意識して飲むようにすることが尿酸値対策になると説明してきました。
そこで、ぜひおすすめしたいアプリがあります。それは、「Waterlogged‐毎日の水分摂取を追跡して」です!
これは、水をどのくらい飲んだのかをチェックできる、非常に便利なアプリ。簡単操作で毎日の水分摂取量を記録・追跡でき、効果的な水分摂取を継続的にサポートしてくれます。「Appleヘルスケア」や「Fitbit」などと合わせて利用できるのもうれしいポイントです。
自分1人では続けられるか不安…という人は、このようなアプリにサポートしてもらうのもおすすめですよ!
どうせ飲むならこんな水!おすすめの水
尿酸値対策に水をたくさん飲むのなら、「アルカリイオン水」がとくにおすすめです!アルカリイオン水には、高い利尿効果があるからです。
水道水などを飲んだ場合、もちろん尿としても排出されますが、他にも汗や呼吸からも排出されます。一方でアルカリイオン水は、飲んですぐにトイレに行きたくなるほど利尿効果が高いのです。その分、尿酸もより排出しやすくなります。
また、一部の種類の飲泉(温泉水を飲むこと)も痛風に効果があると言われています。気になる人はぜひそちらもチェックしてみてくださいね。