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お酒の飲み方を考える

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仕事上の付き合いでお酒を飲むことが多い、家ではよく晩酌をする…という人も多いかもしれませんが、アルコールは尿酸値を上昇させる原因になります。体内でアルコールが分解される際に尿酸が作られること、その際に産生される乳酸が体内に尿酸を蓄積させること、また一部のお酒にはプリン体が多く含まれること…などがその理由です。

種類はともあれ、アルコール自体が尿酸値を上げる存在なのは確かなので、そこを認識したうえで、どうお酒と上手に付き合っていくかを考えてみましょう

プリン体が低いお酒とは?

アルコールは尿酸値を上げる存在ですが、中には比較的プリン体の少ないお酒もあります。悪あがきをして少しでもプリン体摂取量を減らすために、プリン体含有量少なめのお酒を知っておくのもおすすめです。

以下に、プリン体含有量が少ないお酒を挙げてみました。カッコ内の数値は、100ml中のプリン体含有量です。

  • 焼酎(0.0mg)
  • ウイスキー(0.1mg)
  • ブランデー、ワイン(0.4mg)
  • 日本酒(1.2mg)

プリン体が多いと言われているビールのプリン体含有量は100ml中に4.4~6.9mgなので、比較すると、結構な摂取になるのが分かります。

ちなみに、痛風学会が発表している「痛風治療のガイドライン」によると、1日の飲酒量の目安は、以下のようになっています。

  • ビール:500ml
  • 日本酒:1合
  • スピリッツ:ダブル1杯
  • ウイスキー:60ml

ぜひ、目安にしてみてくださいね。

2杯飲んだら次の1杯はチェイサー方式

尿酸値を上げるアルコールを摂取するときには、対策として、お水やウーロン茶、炭酸水といったチェイサーを挟むのもおすすめです。

お酒以外の水分をお腹に入れることで、お酒自体の摂取量を減らすことに役立つでしょう。

また、お酒を飲んでいるときは脱水症状が起こりやすい状態になっており、チェイサーはそれを防ぐのにも有効的です。脱水になると尿が濃くなり、老廃物が尿に溶けにくくなるので注意が必要なのです。

このように、お酒を飲むときにチェイサーを積極的に取り入れることには、いろいろなメリットがあります。

体をチェイサーに慣れさせて、チェイサー自体もお酒の一環として楽しむのがおすすめですよ。ぜひ実践してみてくださいね!

お酒をゆっくり嗜む

尿酸値を上げる原因であるお酒を飲むときの対策として、“ゆっくり嗜む”というのもおすすめです。

ハイペースにどんどんと飲み進めてしまうと、どうしても飲酒量が増えがちですよね。そうではなく、食事を楽しみながら、会話を楽しみながら、ゆっくりとお酒を嗜むことを試してみてください。きっと、新しいお酒の楽しみ方が見えてくるはずですよ。

気のおけない人たちと楽しく会話をしながらお酒を飲むことは、ストレス発散にもなりますよね。尿酸値はストレスによっても上昇するので、ストレス発散は尿酸値対策に欠かせないポイントです。大好きなお酒を無理に我慢して尿酸値対策…というのもストレスの元になるでしょうから、まずは“ゆっくり嗜む”という飲み方での尿酸値対策も試してみてくださいね。

まとめ

重要!尿酸値を下げるお酒の付き合い方。
それがダメならこの手を試す!

ここまで、尿酸値をできるだけ上げないためのお酒の飲み方について紹介してきました。

プリン体の少ないお酒を選ぶ、チェイサーを挟む、ゆっくり嗜むなど、誰にでも気軽にできる対策なので、ぜひチャレンジしてみましょう!

もちろん、お酒を飲む機会自体を減らすのが一番手っ取り早い方法ではあるのですが、断酒によるストレスが溜まるのも良くないので、上記のような対策を取り入れながら上手にお酒と付き合っていきましょうね。

「そうはいってもお酒を飲む回数がどうしても多くて…」という人は、他の手段で何か対策をすることをおすすめします。手軽に試せる方法としては尿酸値を下げる成分が配合されたサプリメントを摂取すること。臨床試験をして、ちゃんと数値が下がった研究結果が出ているサプリメントもあるので、選び方にもこだわりたいですね。